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幸せの時間 あらすじ 21話 ブログトップ

幸せの時間 あらすじ 21話 [幸せの時間 あらすじ 21話]

幸せの時間 あらすじ 21話

良介は滋子に達彦が浮気していた事をばらしてしまった。
智子と滋子は1階へ降りてきた。

滋子はリビングのソファーに座りこんでいた。
智子が傍に立っていた。

「あんだけ、可愛がったのに・・・クソババアやなんて。智子さんのお母さんに似たんやな」

「達彦は受験の時でも愚痴ひとつこぼさなかった・・・」

「奨学金もらって、足りない分は自分で稼いで、そんな立派な父親にエロ親父やなんて・」

智子は良介の態度にも驚いたが、それに動じない滋子にも驚いていた。
達彦の浮気については子供達は相当傷ついたと弁解したのだが

「母親がガタガタ騒ぐからや。黙って我慢しなさい、あれだけ出来る男は女が放っとかん」

「あんたにも責任がある、達彦のこと大事にしてる?ほったらかしにしてるんちゃうの?」

智子は首を振りそんな事はないと言うと、滋子は違うことを言い出した。

「あんたにわかるか?母親がどんな気持ちで息子を嫁に渡すのか・・・」

「あの子は私だけのもんやったのに・・・」

「息子を大事にしない嫁を張り倒したくなる気持ち、あんたにもわかる時が来る」

智子は少し異常さを感じながらも、完全に否定することが出来なかった。
自分もいつか良介や香織の事をこんな風に言う時が来るのかもしれないと感じていた。

達彦は家に帰ると真っ先に寝室に入った。
誰も居ないところでカバンの中から分厚い封筒を取り出した。

中にはとんでもない大金が入っていた。
それは昼間、晨宋建設の古河から無理やり上着のポケットにねじ込まれたものだった。

「これは口止め料なんかじゃありません。昇進のお祝いです」

達彦はもう引き返せないところへ来てしまったのだと思っていた。
そこへ、智子がやってきた。

「お母さんの事なんだけど、寂しいんじゃないかしら、あなたとゆっくり話す時間がなくて」

智子は滋子の様子から達彦とゆっくり話したいのだろうと思った。
達彦がしっかり相手してくれれば、安心して落ち着くかもしれないと思った。

そして、そのまま高松へ帰ってくれたならなお良いと思った。

ただ、達彦の対応は違った。
ネクタイを緩め、ベッドに腰掛けながら無愛想に答えた。

「話してるじゃないか、顔を合わす度に。これ以上どうしろって言うんだ。」

「せめて、二人が居る間だけ早めに帰ってくるとか・・・」

「無理言うなよ、仕事なんだから・・・」

そんな事は智子にだってわかっていた。その上で頼んでいるのだった。

「便利な言葉ね、仕事って・・・魔法の言葉みたい。あなたの浮気バレたわよ」

「な、しゃべったのか?!どうして!」

達彦の顔色が変わった。

「私じゃない・・・良介よ。」

そのあと、智子は滋子に言われた事を全て達彦に話した。

「私が悪いんですって、あなたを大事にしないから」

「聞き流せばいいだろう!そんなの・・」

「適当な事を言ってごまかさないで!ちゃんと向き合って、あなたの両親と」

背中を向けて何も言わない達彦に智子は安昭の事を話した。

「昨夜、お父さんにお尻を触られた・・」

「嘘だろ?親父はそんな事するわけないよ」

智子が必死に訴えても達彦は信用しようとしなかった。

「今夜はお風呂を覗かれたのよ!信じられないなら本人に自分で聞いて!」

その後、智子はいたたまれなくなって外へ出た。
向かったのは由紀の店だった。

「智子さん!どうしたんですか?こんな時間に」

「どうしたのかしらねぇ。自分でもよくわからない」

「どうぞ。」

由紀は快く智子を迎えてくれた。
なぜこの店に来たのか、何を求めて来たのか、智子の無意識がここに来させたのだった。

「うちのダーリンを雇っていただきましてありがとうございました」

由紀が明るい口調で言った。

「柳君みたいな優秀な先生にお願いできるなんて、こっちがお礼いわなくちゃ」

それは社交辞令でもなんでもなく、本当にそう思っていた。
ただ、なぜか柳の名前が出るとドキッとする智子だった。

「なんか新鮮、柳君って。今度ベッドで呼んじゃおうかな、柳君って」

由紀はいたずらっぽく笑って見せたが、智子は複雑だった。
そうなのだ、目の前にいるのは間違いなく柳の妻なのだ。

自分で再確認しながらも、なんとなく辛い智子だった。

「今夜はご主人は?」

「気が向くと迎えに来てくれるんですけどね」

由紀の返事に少しがっかりしたような智子だった。
智子はやっと自覚していた、自分は柳に会いたくてここへ来たのだと。

しばらくして、智子は自宅に戻ってきた。
家の前で自宅を見上げて、改めて思うのだった。

「ここが私の家。私が生きる場所・・この家を守るのが私の人生」

急に智子の携帯が鳴った。
それは柳からの電話だった。

「もしもし」

「君が来たって聞いてびっくりして、なんかあったの?」

柳は心配して電話してくれたのだった。
智子は昼間、柳の前で泣いてしまった事を謝った。

柳はそんな事を言う智子にも優しかった。

「俺は嬉しかった。抱きしめたくなった・・・でも必死で我慢したんだ」

どう答えていいのかわからず、智子が黙っていると

「ごめん、由紀が戻ってきたから、また。おやすみ。」

そのまま電話はきれてしまった。
また少し、智子の心は柳に傾くのだった。

この家を守るという智子の思いも少し傾いたようだった。



あくる朝、智子は庭にいる安昭を見つけて近づいていった。
風呂場で拾ったメガネを渡しながら話しかけた。

「昨夜、達彦さんと話を?」

安昭は何も言わなかった。

「何も言わなかったんですね、あの人」

「ひょっとして、達彦にあの事を・・・」

智子は黙って頷いた。

「すまんかったのう、智子さん。申し訳ない事をした」

「どうしてですか?お父さんは私の味方だったのに・・・」

「お母さんが何言ったって、お父さんがいるから大丈夫って。信じてたんです。」

そのあと、安昭はその複雑な心境を語り出した。

安昭は智子の父・隆久が羨ましいと言った。
妻であった佐代子に散々に言われるくらい身勝手な生き方が羨ましいと言った。

それだけ、隆久は思うがままの自由な生き方をしたのだと安昭は感じたのだ。

自分は確かに嫁をかばい、嫁である智子も信頼も得た。
しかしそれは、偽りの姿だと告白した。

「最低や、変態や、人間のクズやって、罵ってほしかったんや」

安昭は隆久の生き方に少しでも近づこうとしたのだった。
ここにも仮面を着けたまま生きてきた人間の苦悩があった。

智子のお尻を触り、風呂を覗いた安昭が仮面を外した安昭の本来の姿。
少しはそんな自分のありのままで振るまいたかったのだ。

「男はいくつになっても男なんや。」

「男の人って、一生男を振りかざして生きていくんですね」

智子は安昭に少し失望したようだった。

「トットと高松へ帰ってください。あの・・・小うるさい人を連れて・・・」

智子も少し仮面をを外して本心をのぞかせてみるのだった。

そんなやり取りをリビングの影で達彦が聞いていた。

朝食。

「なあ、達ちゃん。土曜日休み?どっか連れてって」

滋子はまだまだ浅倉家に居座るつもりだった。

「母さん、今日帰るぞ。高松へ」

そんな滋子を横から安昭がいさめるのだった。

「え?何で?急に」

納得のいかない滋子に安昭は智子に苦労かける事や、孫達の邪魔になるからと
言ってきかせるのだった。

滋子は達彦にも助けを求めたが

「実は母さん、俺からもそうしてもらえないかって言おうと思ってたんだ」

「良介が最近ナーバスになってるから・・・」

事情を知った達彦もそれが一番いいと思ったのだ。
こうして達彦の両親は高松へ帰っていった。


達彦の両親が居なくなって開放された智子は実家へ行く事にした。
ちょうど母の佐代子に呼ばれたのだ。

智子が門を出ると、タイミングを見計らったように1台の乗用車が止まった。
中から柳が出てきた。

「出かけるの?」

「ちょっと母のところに、柳君は?」

「昨夜、話が途中になっちゃったから、もしかして俺に会いに来てくれたの?」

柳は昨夜電話を途中で切った事と、夜に由紀の店に来た事を言った。

「そうじゃなくて、夫の両親に振り回されて、イライラして居られなくなって」

別に嘘はついていなかったが、本音ではなかった。
智子にはまだ今以上に踏み出す勇気は無かった。

「送っていくよ、実家まで」

智子は柳の車で実家へ向かう事になった。


智子の実家に着くと、柳は智子について佐代子に会った。
今日は佐代子は機嫌がよかった。

幼かった柳の事を笑いながら話して聞かせるのだった。
智子は今日呼ばれた事が気になって佐代子に尋ねてみた。

「お母さん、今日は何なの?具合でも悪いんじゃないかって良介が心配してたわ」

「だって、お菓子焼いたから・・・」

「・・・それだけ?」

智子は拍子抜けしたが、母が楽しそうなので少し安心した。

ところが・・・

智子が柳から預かった父の香典をだしたとたん、佐代子の表情が一変した。

「改めてお悔やみ申し上げます」

柳が挨拶をすると、佐代子は香典を押し返して言った。

「いらないわ」

「・・失礼よ、そんな」

智子がいさめると

「つまらない事おもいだしちゃった。楽しいお茶の時間が台無しだわ」

やっぱり佐代子はは父の事を憎んでいたのだろうか。
さっきまでと違う佐代子に智子と柳はとまどうだけだった。

「すいません。親子の話に割り込んじゃって。でもこういう話は賑やかな方がいいと思って」

「ご主人も素敵なかたでしたよね、ベスト・カップルっていう感じでした」

柳も佐代子に納得してもらおうと話をしてくれた。
しかし佐代子の口から語られたのは隆久の悪口だけだった。

佐代子は智子をお腹に宿した事で隆久と結婚することになった。
自分の夢は叶わなかったし、姑には散々に言われた。

いくら隆久に訴えても何も聞いてくれなかった。
何もかも嫌だったが、自分が全てを諦めることで楽になった

その頃は隆久が佐代子にゾッコンだったから隆久は優しかった。
そうやって生きてきた事が、はた目には幸せそうに見えたのだという。


黙って聞いていた柳が佐代子の話で何かに気づいたようだった。

「それって、嫌ってたわけじゃないですね?ご主人を」

「大事にされて嬉しい気持ちがあったんじゃありませんか?」

「男が愛し女がその愛に包まれ・・それは理想の夫婦の在り方ではないですか?」

柳の言葉に佐代子の語りが途中から違う方へずれ始めた。

「そうかもしれない・・・騙されてたって気付くまではね」

「お父さん、3年前に前立腺の手術したの覚えてる?」

佐代子は柳に向かって言った。

「柳さん、あなた女にもそういう欲望があること、わかってらっしゃる?」

驚く柳、智子は思わず佐代子を止めようとしたが佐代子は話を続けた。

「自分の事ばっかりで身勝手な抱き方してない?」

柳に答えられるわけがなかった。

「おとうさんはね、そういう人だったの」

「私たちはね、お父さんが手術するまで、そういう事してたの・・・」

「手術したらできなくなるって聞いてたし、それなら仕方ないって思ってたの」

「でもね、ごめんの一言がなかったの。」


佐代子は隆久の都合で自分の女としての欲望が満たされなくなった事を
隆久がちゃんとわかってくれているものだと思っていた。

ところが、事実は違っていた。

「自分の都合で終わらされた女の気持ち、なんで考えないの?だから聞いてみたのよ」

「そしたら『自分が出来ないのになんの意味があるんだ?』って」

佐代子はこの時に隆久が自分の事を考えてくれていなかったと確信したのだと言った。
さらに佐代子は続けた。

「それまでは確かに楽しかった、幸せだった。だけど、その瞬間に認めたくなくなったの」

「それから3年、お父さんは私の気持ちなんか知らないまま逝っちゃった・・」

「こんなにあっさり逝くなら思い切ってドンってぶつけときゃよかった・・・」

隆久が死んだ事で、佐代子は初めて涙するのだった。
智子は初めて母の真実を見たような気がした。


智子は実家をあとにし、途中の海辺で海をみながら呟いた。

「母があんな生々しい感情を抱えていたなんて・・・」

「でも信じたい、お父さんを愛してたって・・・だから苦しんだって」

柳は車からバイオリンを取り出し智子の父と母のために鎮魂歌を奏でるのだった。

バイオリンの音色は夕陽に溶け、海に溶け、智子の心に響くのだった。

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