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幸せの時間 あらすじ 17話 [幸せの時間 あらすじ 17話]

幸せの時間 あらすじ 17話

「ごめんなさい。」

頬を打たれて香織は謝った。
さすがに言い過ぎたと思った。

智子はすっとその表情を緩め

「痛かったでしょ。ごめんね、叩いたりして・・・」

「パパはね、おかしな女に振り回さ回されてただけだった」

「ずっと浅倉達彦を見続けてきた私が言うんだから間違い無いわ」

「こんな時だからこそ、家族が暖かい目で見てあげなきゃいけないと思うの」

けれど、香織は智子のようには考えられないと言った。

「ママはね、香織の事も許したのよ」

怪訝そうにする香織に、智子は香織が体を売り物にしようとした事を話した。
香織はただうつむいて聞いていた。

「前から聞こうと思ってたんだけど、どうしてそんなに矢崎さんが好きなの?」

香織は智子の顔をじっと見つめていった。

「好きっていうか、いいなって、おじさんが奥さんを大事にしてるところとか」

そして香織は絵里子のために役に立ちたいと思ったと智子に話した。
智子はそれでも自分を犠牲にするなんて、と諭したが
実はそれすらも、香織の勘違いであろうとはよもや思いもしなかった。

智子は香織に嫌な思い出は忘れてリセットするように言った。
母として、我が娘の心を思いやったつもりだが、香織の反応は違った。

「一度起こってしまった事は、無かった事になんかできないよ!」

「ママはそうやって、嫌な事は記憶から消そうとする!」

「傷ついたのに傷つかなかったふりして無理やり前に進もうとする」

香織は智子が襲われたことや達彦に裏切られた事を出し
自分の過去は忘れられないと言った。

援交未遂の記憶なんか、どうでもよかったのだ。
ただ忘れたくなかったのは、あの時自分を抱きしめてくれた矢崎の涙だった。

ピアノを弾きながら智子は香織の言った事を思い返していた。

”・・何がわかるっていうの、中学生のあなたに・・・”

仮面の下の智子の顔が見え隠れしていた。


達彦は晨宋建設の古河を呼び出していた。

「わざわざ、ご足労いただき恐縮です。・・お顔の色がすぐれませんが・・?」

「お客様から・・・何かクレームが?」

「何か心あたりがあるんですね?・・使ったんですね、廃材を」

「ほんの数棟です。それも限られた場所にわずかです。」

古河はアザレアニュータウンの建築に廃材を使った事を認めた。

「私もアザレアニュータウンに住んでるんですよ?」

達彦は家の不具合がどんどんひどくなっていることを古河に話した。
それも家に廃材が使われているからじゃないかと詰め寄ったが
古河はそれは別の原因によるものだろうと言った。

古河はそのあと大金の入った箱を達彦に差し出した。

「見逃せと言うのですか・・・この金で」

「今アザレアⅡから外されたら、会社が立ち行かない。お願いします」

「冗談じゃない!持って帰ってくれ」

達彦は差し出された物をそのまま突き返した。

「部長に昇進されるんですよね、この事で次長が監督責任を問われる可能性も」

「私を舐めるな!」

そう言って達彦は古河を追い返すのだった。


達彦はやっと家の不具合を調べる気になっていた。
あちこちに出来た亀裂はひどいものだった。

ふと、古河が言った言葉を思い出した。

”この事で次長が監督責任を問われる可能性も”

智子は何故か、床にできたシミの事を達彦に話していなかった。


香織は絵里子のところへ見舞いに来ていた。
絵里子の横で小さなクリスマスツリーの飾り付けをしていた。

後から矢崎がやってきた。
絵里子は嬉しそうに香織が来てくれた事を矢崎に話して聞かせた。

「浅倉家では毎年盛大にクリスマスやるんだよな。」

「今年は新居で初めてのクリスマスね、楽しみでしょ」

絵里子はそう言ってくれたが、香織の返事は微妙だった。
それを矢崎は見逃さなかった。

矢崎は香織を連れて、飲み屋の屋台に連れて行った。
そこで香織にあれからの事を聞かされた。

「そうか・・・浅倉もあの女の呪縛から解放されたんだな」

「入院費の事だけど、ボーナス入って一息つけたから心配すんな」

矢崎は香織が絵里子の入院費の事を心配させまいと
お金が出来たことを香織に話した。

ところが、香織からは意外な返事が返ってきた。

「お金のためじゃなかったのかも。」

香織は援交の途中で逃げ出して矢崎のところへ来た事を話した。

「あの時、おじさんは私に触ろうともしなかった。」

「だから維持になってもう一度やろうと思った・・・」

矢崎が相手をしてくれなかった事からだ、と香織は言いたかったのだろう。

それが矢崎にへの恋心なのか、女としての意地なのか
香織にも矢崎にもまだわからなかった。

「バカだな・・・」

矢崎はそう言って、香織の肩をを抱き寄せた。

「私は2番めの女でいいからね」

香織は矢崎に体を預け、そんな事を言ってみせた。

-だが。

香織が家に帰ると家族が夕飯を待っていてくれた。
香織が外で済ましてきた事を智子は気に入らないようだった。

香織は自分にも付き合いがあるとさっさと2階へあがってしまった。

香織と智子の溝は広がるばかりだった。良介も相変わらず達彦に冷たくあたる。
浅倉家に出来てしまった亀裂は簡単には埋まりそうになかった。



次の日、智子は香織が通うバイオリン教室に挨拶に行った。
香織を音大へ進ませるための相談するためだった。

「うちの子、熱心にやってますでしょうか?」

智子は香織のレッスンの様子を教室の先生である村岡に尋ねてみた。
ところが・・・

「香織さん、しょっちゅうレッスン休まれてますし、やる気があるようには・・」

「本当ですか?それ」

「私はお母様が情操教育の延長で習わせていらっしゃるとばかり・・・」

村岡の言葉に気分を害しながら帰り道を急ぐ智子は
途中でバイオリンの音色に足を止めた。
それはあの由紀の店「BONACCIA」から聞こえてきた。

智子はその音色に導かれるように店の中へ入っていった。

そこには一人の男性がこちらに背を向けながらバイオリンを弾いていた。
智子はその優雅な音色にただ入り口で聞き入っていた

男性はバイオリンを弾き終わると智子の方へ振り向いた。

「あ、失礼。気が付かなくて。」

「いえ、こちらこそ、勝手に聞かせていただいちゃって・・由紀さんは?」

その時、その男性から思わぬ言葉を智子にかけた。

「ひょっとして、岡島さん?岡島智子さんじゃありませんか?」

この人は智子を旧姓で知っている。
しかし、智子はこの男性が誰かわからず、キョトンとしていた。

「柳です。柳浩一です」

確かにその名前に心当たりがあった。
智子は不確かな記憶をさかのぼっていった。
そして、幼い頃ずっと一緒にいた一人の男の子を思い出した。

「柳くん・・・柳くんだ!嘘みたい」

「岡島さん、久しぶり。何年ぶり?家この近く?」

柳は智子の手をとり再開を喜んでくれた。
さらに智子を抱きしめ、智子への親愛を示してくれた。

「ちょ、ちょっと」

智子はびっくりしたが悪い気はしなかった。

柳は智子の初恋の人だったのだ。

「変わってないなぁ。一目見てすぐわかりましたよ」

「柳くんこそ、私なんか、もうおばさんだけど、なんかすごく若々しい」

二人でそんな会話をしているところへ由紀が帰ってきた。

「ただいま」

「智子さん、いらっしゃいませ・・・ん?どうかした?」

その場の不思議な雰囲気に気づいたのか、由紀は不思議そうに尋ねた。

「聞いてよ由紀ちゃん。この人俺の古い知り合い」

「マジで!?」

由紀は本当に驚いているようだった。

「小学校からずっと一緒の音楽教室で、一緒に発表会とか出たんだ」

柳の説明に由紀はやっぱりというような顔をして

「私、智子さんとはご縁があるような気がしてたんです」

と智子に抱いていた親近感を話してくれた。

柳と由紀はどうやら夫婦らしい。
智子は柳に由紀のような若い奥さんもらって、と冷やかしてみせた。

それより智子が」気になったのは、柳がバイオリンを教えている事だった。
智子は柳に香織のバイオリンの先生を頼むことにした。

智子に何かがささやいた。

「これって運命よ、そうとしか思えない・・」

確かに運命だった。
この後、その運命が智子を大きく揺さぶっていくのだった。

家に戻って、智子は香織に柳の話をした。
音大を目指せという智子に香織はうんざりだった。

夜、香織が良介の部屋に入ってきた。
香織は頑張ってねとだけ、言い部屋からでていこうとした。

「ママ、楽しそうだったな」と何気なく良介が言った。

「まるで、ママが音大目指しそうな勢いだった。」

確かに智子は気合いが入っていた。
それが気合いとは別の物であるような気がした良介と香織だった。


由紀の店に篠田がいた。
篠田も由紀に懇意にしてもらっていた。

「うちの旦那と智子さん知り合いだったんですよ。感動の再会だったみたい」

そんな話をしていると、入り口から柳が入ってきた。
そろそろ店を閉める時間なので由紀を迎えに来たのだった。

篠田は智子と古い知り合いだというだけなのに柳を見て
何か理由のわからない不安を覚えてしまった。

それがなんなのか今はまだわからなかった。


智子は古い写真を見ながら狂喜していた。
そこには少女の頃の智子と柳が写っていた。

今日、柳が訪ねてくる予定になっていた。
智子は時計に目をやり、そろそろ柳がくる時間になると
唇に紅を引き鏡を見ながらそわそわするのだった。

やがてチャイムがなり柳が訪ねてきた。
智子はまるで自分を訪ねてくれたように振舞っていた。

今運命の歯車が、また大きな音をたてて回り始めるのだった。

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