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幸せの時間 あらすじ 34話 [幸せの時間 あらすじ 34話]

幸せの時間 あらすじ 34話

「柳先生はどうした?今日はレッスンの日じゃなかったのか?」

「とっくにお帰りになったわ。香織もお友達のところへ出かけたし・・・何か?」

達彦は思い切って訊いてみようとと思った。

「智子・・・お前、まさか・・・」

智子は達彦の方へ振り向き正面から訊いた。

「ハッキリ言ってください、訊きたい事があるなら」

「そのために帰ってきたんじゃないんですか?こんな時間に」

その強気な態度に達彦の方が気遅れしてしまった。

「アザレアの視察だ、苦情の対応だよ。ついでに寄ったんだ」

そう言って達彦は出て行った。
智子の不安は大きくなる一方だった。


篠田は自分の店に戻ってきた。
とりあえず智子を助ける事が出来たが本当にそれで良かったかどうかはわからなかった。

カタン。

店の中で花を挿したバケツが倒れる音がした。
その花を踏みにじって燿子が現れた。

「悪あがきはやめなさい。どうせいつかはバレるのよ」

耀子は篠田が智子に龍彦が帰ってくることを教えた事を言っていた。

「犬ね。主人を守る忠犬篠田。」

篠田は悪態をつく燿子を押しのけ燿子に踏まれていた花を拾いあげた。

「可哀想に、痛かったろ。花にも命があることを知らない女」

「悪魔が住んでるんだ、この女の心の中に・・自分しか愛せない悲しい悪魔が」

「・・・変態!」

耀子は花を撫でる篠田にそう吐き捨てて帰っていった。
篠田は同じ悪魔が自分の中にもいると自分で告白するのだった。

香織は街中で脇目もふらず急ぎ足で歩く燿子を見つけた。
何を思ったか、香織は燿子の後をつけていった。

近くの公園まで来たとき香織は燿子を見失ってしまった。
周囲を見渡す香織の背後から声がした。

「何の用?浅倉香織ちゃん・・・私をつけてたんでしょう?」

香織が後をつけている事を耀子は知っていたのだった。

「あなたを探してたんです」

「そんなに会いたかった?パパの愛人だった私に」

「今は違うんですよね。誰か別の人とそういう関係になって赤ちゃんを・・・」

「疑ってるのね?パパのこどもじゃないかって」

耀子は思った。
香織に真実を告げれば自分の夢が早く叶うのではないか?
何より香織は真実を知りたがったいるではないか、と。

「パパの子よ。私のお腹にいる赤ちゃんはあなたの弟か妹」

耀子は3月初めに龍彦と再開した時の子供だと言った。
そんな話は香織にはきつすぎた。

「不潔!なんでそんないやらしい事!」

「いやらしくない。愛し合ってるんだもの」

「パパにはママがいる!」

「ママだって浮気してるわよ。気づかなかったの?」

燿子の口からとんでもない事実が語られた。
香織の驚きは半端ではなかった。

「バイオリンのお稽古を隠れ蓑に二人でイチャイチャしてた事」

「・・・まさか柳先生と?」

香織には思い当たる事がいくつかあった。
でも、まさか智子が浮気してようなどと思いもしなかった。

「・・・嘘。・・・」

あまりの衝撃に香織は耐えられず走り去ってしまった。

香織はそのまま奈津の部屋に向かった。
良介と奈津に今聞いた話をした。

「ありえないよ、おふくろが不倫なんて。俺は絶対信じない!」

「燿子って女、親父とおふくろを別れさせるためにデタラメ言ってるんだ」

良介は全く信用せず、否定した。

「でも、今思うとママ変わったもん。」

「出かける事多くなた、お洒落になった、綺麗になったし」

「レッスンの日になるとソワソワして・・・私何も気づかなかった」

香織はもうどうしていいかわからなかった。
良介がいくら否定しても燿子の言った事が嘘だとは思えなかった。

「悪いのは親父だよ。別れた女とまたくっついて・・・子供まで作るなんて」

「もう父親だなんて思わない。今日から他人だ」

怒りをあらわにする良介を奈津が心配そうに見ていた。
それが決して良い判断でないことを奈津はちゃんと知っていた。

香織の携帯が鳴った。それは自宅からだった。
気がつけばもう遅い時間だった。
電話には代わりに奈津が出ることにした。

「もしもし香織?」

「奈津です。香織ちゃん今日はうちに泊まっていくって・・・今お風呂に」

「お友達に会うって出てったのに心配で」

「すいません。良介と3人で話が弾んじゃって」

奈津が取り繕おうとしている電話を横から良介が奪い取った。

「おふくろ!俺、おふくろの事信じてるから」

「良介?」

「嘘つき親父なんかとは違う、おふくろは俺や香織を裏切ったりしないって信じてるから」

「何なの?良介。どういう事?」

良介はそのまま奈津に携帯を渡した。

「あの・・・」

「奈津さん・・・良介はいったい・・・何かあったのね?香織に」

「香織ちゃんにはママが心配してたって伝えておきます。おやすみなさい」

奈津はそう言って携帯を切った。
智子は受話器を置くと言い知れない不安に襲われた。

家のどこかでまた大きな音がした。

寝室にいた達彦の後ろで何かが落ちて割れる音がした。
拾い上げるとそれは達彦と智子の結婚写真だった。

それは二人の終焉を暗示しているかのようだった。


次の日。
智子が掃除をしていると電話がかかってきた。

「はい、浅倉です」

「・・・」

「もしもし?」

「高村燿子です。今おうちの前に来てるんです」

訪ねてきた燿子が家のチャイムを押した。


達彦も会社で進退極まっていた。
達彦の悪い噂が社内に広まっていた。

「おい、だいぶ噂になってるぞ。晨宋建設の手抜き工事、大丈夫か?」

矢崎が心配して声をかけてくれた。

「悪いな。これから会議なんだ」

そう言って達彦は会議室に入っていった。

総務部が調査した結果は酷いものだった。
中には半年で家が傾いたという報告もあった。

「認めたのか?晨宋の古河社長は」

「噂通り廃材を使ったのは間違いありません。それも相当数」

楠田の問に野口ははっきりと報告した。

「なぜ見抜けなかったんだ!浅倉くん!なぜこんな会社を白だと・・・」

「私が甘かったんです。長い付き合いの古河社長を信じたい一心で・・申し訳ありません」

ここまできたら達彦には素直に謝るしかなかった。
下手な言い訳をしたら返ってやぶ蛇になると思った。

「でかいよ。このダメージは」

「全て、私のせきにんです」

達彦は再度頭を下げた。



智子は燿子を家に入れてしまった。
妊娠の事実を確認したいと思ったからだ。

「素敵、やっぱりいいお部屋だわ」

燿子はリビングに入ると広いリビングが気に入ったような事を言った。
智子は黙って燿子を見ていた。

「どうしたんですか?そんな顔して」

「奥さんは私に会いたがっている。そう思ったから来たんですよ?」

「聞いたんでしょ?お嬢ちゃんから私の事」

燿子はてっきり香織が智子に話していると思った。

「香織に?」

「何も言わなかったの、あの子」

智子は香織や良介の様子がおかしいのは燿子のせいだと思った。

「あなたが話したのね、あの子に何か・・・言って何を話したのか、私にも話して」

「私は事実を伝えただけよ・・私が知ってる浅倉家の真実をね」

燿子はそう言ってソファーに座り、手に持っていた携帯をテーブルに置いた。

その携帯はなぜか開いたままだった。

「赤ちゃんの事も?・・事実なのね?妊娠は」  「ええ」

「主人の子なの?」  「もうすぐ4ヶ月。お腹に入ったのは3月の初めよ」

「あの人が誘ったの?」 「それはご主人に訊いて」

そんなやり取りが繰り返された。

「私と別れてあなたと一緒になると」

「そうなるでしょうね。あなたが素直に離婚届に判をついてくだされば」

「嫌とは言わせないわよ。あなたも他の男とよろしくやってらっしゃるんだから」

「立派な事おっしゃってたわね。」

「そのあなたが家庭を持ってる男の人と相手の奥さんの気持ちを考えず不倫するなんて」

智子はショックだった。
どうして燿子が知っているのか不思議だった。

「言ったのね、香織に」

「並大抵のショックじゃなかったでしょうね」

「お母さんが自分のバイオリンの先生と不倫してたなんて・・・」

智子は絶句した。
恐れていた事が現実になろうとしていた。
燿子は執拗に智子を煽るのだった。

「この仮面が見ていたはずだわ。」

「訊いてみたいわね。あなたと柳先生がどんなだったか」

「やめてください!」

智子は聞いていられなかった。

「わかったでしょ、私の気持ち」

「その人の奥さんが泣こうが、わめこうが、どうだっていいのよ」

燿子は智子が偉そうに言ったくせに由紀の事を考えず柳との快楽に溺れたのだろうと言った

「だから現実に引き戻してあげた」

「由紀さんの事忘れちゃいませんかってね」

そう言われてやっとランチの講習の事がわかった。

「それでランチの講習の事を。聞いたわ、あなたが私の名前を出したって・・なぜそこまで」

「あなたが言ったんじゃない!家族を持って家庭の幸せを味わいなさいって」

「確実に実現させていただくわ」

燿子は確実に達彦を奪い取ると言っていたのだ。

「高村さん、あなた・・・」

智子は燿子がこんなに執念深いとは思わなかった。
悪魔のような仕打ちにただ立ち尽くすだけだった。

ふと、燿子はテーブルの携帯を手にとった。

「もしもし、聞こえてたんでしょ?」

「誰に電話を・・・」

智子はギョッとなった。

「繋がってたの、この携帯。由紀さんの携帯に・・・」

「由紀さんに・・・!」

「丸聞こえだったのよ、今の話」

由紀は携帯を耳にあてたまま、険しい表情で智子のもとへ急いでいた。

「あなたと柳先生の関係も何もかも」

「そんな・・・」

「自業自得よ・・・私が恨まれる筋合いはないわ」

智子が顔をあげたその先に由紀がいた。
いつもの明るい表情は微塵もなかった。

智子はフラフラと由紀の間に歩み寄った。

「由紀さん・・・」


「信じてたのに・・・若いころの浩ちゃん知ってるだけで凄いって思ってた」

「料理上手で、きれいで、優しくて。浩ちゃんも一目置いてる素敵な人」

「あんな風になりたい、お手本にしなきゃって・・・本気で憧れてたのに・・・」

智子はへなへなとその場に崩れ、床の上に頭を擦りつけた。

「許してください・・・ゆる・・して・・・」

「許されると思ってるの!」

智子は首を横に振った。
それは智子自身がよくわかっていた。しかしそう言うしかなかった。

「だったら、おざなりの謝罪なんかするな!」

由紀の怒りは頂点に達していた。
由紀は近くにあった植木鉢を手当たり次第に智子にぶつけた。

「ずっと浩ちゃんが好きだった。次から次へ女の人泣かせて」

「あんな奴っやめろって言われたけど諦めなかった」

「10年よ!知り合って10年、30過ぎるまで待って、やっと手に入れたの」

天真爛漫な由紀にも辛い時代があったのだ。
大好きだったから、柳の全てを許し受け入れてじっと待っていたのだった。

「私の大事な浩ちゃんをよくも!」

「由紀さん・・・」

「澄ました顔して、人だまして・・・淫乱女!」

由紀は智子の服の襟を掴みそのまま庭の花壇に投げ飛ばした。
花壇を壊し地面に倒れ込んだ智子の上に馬乗りになって延々と智子の頬を叩き続けた。

「思い知れ!思い知れ!」

いつ終わるとも知れぬ由紀の制裁を智子はじっと受けていた。
今の智子に出来ることは今の由紀を全て受け入れる事だけだった。

黙って見ていた燿子はニヤッと笑うとカバンから一枚の書類を取り出して
テーブルの上に広げて置いた。

それは離婚届けの用紙だった。

夕方。
篠田が通りかかると、智子の家の門が開いたままになっていた。
篠田は胸騒ぎを覚えて智子の家の庭へ入っていった。

「・・・智子さん!」

そこには仰向けになったまま放心している智子の姿があった。
智子の顔は傷だらけになっていた。

「まさか、あの女が」

「受けるべき罰を受けただけ・・・」

「すぐに手当を」

篠田は智子を抱え上げようとしたが、智子はそれを拒んだ。
一人でフラフラと家の中へ入っていった。

篠田は複雑な思いでそこに佇んでいた。


達彦が帰ってきた。
家の灯がついていないので留守かと思った。

リビングに入り灯をつけて驚いた。
そこには智子がジッと座っていたのだった。

「どうした、真っ暗じゃな・・・智子、どうしたんだその顔」

智子はそれでも黙っていた。
達彦はテーブルに置かれた書類に目を落とした。

離婚届には智子の署名捺印がされていた。

「これ・・・」

絶句する達彦をそっと智子が見上げた。
その眼差しがすべての終わりと謝罪を訴えていた。


由紀は今日は店を開けていなかった。
店のなかで柳が帰ってくるのを待っていた。

「どうしたの?クローズになってるけど」

何も知らずに帰ってきた柳は由紀に話しかけた。

「今日はお休みにしたの。なんだか疲れちゃって」

「どうしたの?元気印の由紀ちゃんが・・・どれどれ?」

柳は由紀の額に手をあてた。
その手を由紀が掴んで言った。

「浩ちゃん・・・抱いて、今ここで」

柳は何を疑うこともなく、由紀を抱きしめた。

「塗り替えなくちゃ。上書きしなくちゃ」

うわ言のように由紀は呟いていた。
由紀の受けた衝撃は簡単な事では収まらなかった。

常軌を逸した由紀は近くにあった刃物を持って柳を睨みつけた。

「・・・お仕置き」

柳はそこで何かが崩れた事に気づくのだった。

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