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幸せの時間 あらすじ 19話 [幸せの時間 あらすじ 19話]

幸せの時間 あらすじ 19話

柳は由紀の店に戻ったパーティの後片付けを始めた。
由紀は酔って眠っていたが、食器を片付ける音で目を覚ました。

「ごめんね、浩ちゃん。私ばっかり楽しんで。一人で何してたの?」

「音大の仲間と飲んでた。山田って、結婚パーティにも来てくれた」

由紀は思い当たらないのか、考えていたが
またそのままカウンターに突っ伏して寝てしまった。

ドアが開いて篠田が入ってきた。
篠田は今日のパーティに頼まれた花のアレンジが気に入ってもらえたか
聞きに来たのだと言った。

「すごい喜んでました。パーティも盛り上がったみたいですし」

「いいクリスマスだったみたいですね・・・ご主人も・・・」

篠田の意外な一言に柳の顔から笑顔が消えた。
篠田はさっき、柳が智子と一緒にいるところを目撃していたのだった。

寝室で達彦は慌てて智子の服を脱がしにかかった。


【微妙に書きにくい内容】 気になる人はこちら → 幸せの時間 19話 官能編(準備中)


智子はリビングに降りてきた。
入り口の壁に寄りかかりながら宙を見つめていた。

”岡島智子さんは僕の初恋の人だから・・・”

智子はそう言ってスカーフを首に巻いてくれた柳の事を思い出していた。
あの優しさ欲しかった。そう、柳をとても恋しく思う智子だった。


12月30日。
新年を前に、智子は実家へ帰ってきていた。
母の佐代子とおせち料理を作るためだった。

「たたき牛蒡、たくさん作ったから。家の土台がしっかりすると言われているの」

「こういう縁起物、ちゃんと作って食べるから、お父さんとお母さんは揺るぎないのね」

智子にとって父と母は理想の夫婦だった。自分も父と母のようになりたいと思っていた。

家の電話が鳴った。智子が応対に出た。

「お母さん、大変!お父さんがゴルフ練習場で倒れたって!」

驚く佐代子を連れ智子は急いで病院に向かった。

案内された病室で智子の父はすでに事切れていた。

「手は尽くしましたが・・・急性心筋梗塞です。」

処置にあたった医師が智子たちに告げた。

「なんで?さっきまでピンピンしてた人が・・・」

智子はついさっき父と交わした言葉を思い出していた。
泣きそうになるのをこらえて佐代子の方に振り返った。

佐代子は取り乱す様子もなく淡々としていた。

「こんなものかもしれないわね。人が死ぬ時なんて・・・それにしても間が悪いこと」

あっけにとられている智子をよそに、佐代子はさらに続けた。

「だって、お正月が来るのよ。どうしてくれるのかしら、おせち料理・・・」

智子は一言も無かった。
智子の連絡で達彦と子供たちが病院にやってきた。
智子たちに合流すると、そこで佐代子と病院の事務員が何やら揉めているようだった。

「お断りします!」

「そうおっしゃられましても・・・」

病院の事務員が困惑していた。

達彦は駆け寄り佐代子に声をかけた。

「大丈夫ですか、お母さん。いったいなんでこんな事に」

「運命でしょうね。人の生き死になんて」

達彦は佐代子の反応がおかしい事に気づき智子に訊いた

「何かあったのか?」

「火葬場が年末年始でお休みになるんですって、休み明けまで遺体を家に安置するしか・・」

「冗談じゃありませんよ、3日も4日も死体と過ごすなんて」

佐代子は本気で嫌そうだった。
達彦は気を利かして言った。

「あの、病院のほうで預かっていただくわけには」

事務員はそれはできないと言ったが佐代子が追い打ちをかけた。

「倉庫でもどこでも構やしない、なんとか手を打ってちょうだい」

それだけ言うと佐代子は一人でどこかへ行ってしまった。

「どうしちゃったの?おばあちゃん・・・」

「きっと混乱しちゃったのよ、急だったから」

怪訝そうな香織に智子がそう答えた。
智子は子供たちに祖父とのお別れをして来るように言った。

達彦はこのあとの段取りを病院側とそうだんすることにし、
智子には佐代子についているように言った。

佐代子は待合室にいた。

「何かあったの?お父さんと。びっくりしちゃう、お母さんがお父さんの事あんなふうに」

「連れて帰ったほうがいいんじゃない?一人ぼっちにしたらお父さん寂しがるわ」

「勝手に寂しがればいい。もう寂しいも悲しいも無いでしょうけど」

佐代子の反応は変わらず冷たいものだった。
佐代子は今まで胸にしまっていた事を一気に語り出した。

「腹が立っても聞き流して我慢してきたの。本音で話した事なんか無いわ」

「ああ、もういい。もう我慢なんかしたくない」

あっけにとられて佐代子を見る智子だった。

達彦が戻ってきた。
1軒翌日までやってる火葬場を見つけてきていた。
今夜中に通夜をして明日火葬する段取りだと言った。

「いいじゃない。年をまたがずに焼いてもらったほうがすっきりするわ」

佐代子の反応はどこまでも冷たいものだった。

大急ぎで智子の父・隆久の葬儀を終え、年は暮れていった。


新年から達彦は部長の役職に就いた。
晨宋建設から祝電が届いていた。早々に矢崎がやってきた。

「よう、部長。昇進の祝電か?めでたいこった、祝い酒でもおごってくれよ」

「それがな、暮れのどん詰まりに女房の親父さんがポックリ逝ってな」

達彦は年末にてんてこまいした顛末を矢崎に話して聞かせた。

「来なくていいって言ったのに、うちの親も田舎から出てきちまってな」

「今日も挨拶回りが終わったら女房の実家に顔出さなきゃならん、祝い酒はそのうちな」

達彦は言い終わると矢崎を置いて部屋を出ていった。



智子の実家に達彦の両親、安昭と滋子が弔問に来ていた。

「まだお若いのになあ、何が起こるかわからんなあ、この年になったら」

「ホンマにお寂しいことやな」

隆久の祭壇の前で安昭と滋子は形通りのお悔やみを言った。

「遠いところをわざわざお越しいただきまして」

そう答えたのは智子だった。
佐代子は横で浮かぬ顔をして座っているだけだった。

「年末年始ぐらいはゆっくりしたかったんやけど、早めに伺っとこと思って」

「改めてご盛大なご本葬があるんでしょう?うちらみたいな田舎者は場違いやと」

智子は滋子の言葉には嫌味を感じたが我慢するしかなかった。

「本葬はいたしません。これ以上の供養は必要ないと思ってます」

「ああ、茶番はもうたくさん。」

「申し訳ないですけど、そろそろお引き取りいただいてもよろしいでしょうか」

佐代子は歯に衣を着せずにはっきりとそう言った。

「・・・お母さん」

さすがに智子も呆れるしかなかった。

「お二人がいらっしゃるというから、そのままにしときましたけど」

「こんな物があるとうっとうしくて・・・」

「こんな物・・・?」

智子はだんだん不安になってきた。母はいったいどうしたというのだろうか。

「お焼香もしていただいたし、もういいでしょ?智子、片付けちゃって」

佐代子は隆久の祭壇を片付けろと言っているようだった。

「何言ってるのお母さん。祭壇がなくちゃ、お骨置いとけないじゃない。納骨するまで・・」

「その骨がいらないって言ってるのよ!」

智子は愕然とした。
佐代子は祭壇ではなく隆久の遺骨がいらないと言っていたのだ。

「あんな男の骨がそこにあるだけでゾッとする!いっそどこかへ捨ててきて!」

「どうかしてるわ・・・お骨を捨てるなんて」

智子はもう訳がわからなくなっていた。

「佐代子さん、ちょっと落ち着いて、しっかりしてくださいよ」

達彦の父・安昭も佐代子にに意見してくれた。

「捨ててきてって言ってるのよ。あんたが捨てないなら私が自分で捨ててやる」

言うが早いか、佐代子は隆久の遺骨を手にとると部屋から出て行こうとした。

「ちょっと待ってお母さん。どこへ持っていくの!やめて!」

智子が佐代子を止めにかかったが、佐代子はやめようとはしなかった。

そこへ達彦がやってきた。
達彦は自分の両親から事情を聞いて驚いた。

「あなた、お母さん押さえて!」

智子は達彦の力を借りてやっと父の遺骨を取り戻した。
そのはずみで佐代子が座敷に倒れこんでしまった。

「誰も・・・誰も私の気持ちなんかわかってくれない・・・ううぅぅ・・」

その場で泣き崩れる佐代子を見ながら、智子は意外な母の素顔にただ驚くだけだった。

それはまさしく、仮面をはずした女の素顔だった。


達彦の両親はしばらく浅倉家に泊まる事になった。
達彦が先に連れて帰っていった。
智子は良介に電話し、自分は後から帰ると伝えた。
良介は気が散って勉強に身が入らないと言ったが智子は我慢するように言った。

佐代子は少し落ち着いたようだった。

「少しは落ち着いた?」

智子の言葉に佐代子は庭を眺めながら

「相変わらず下品で嫌な人たちね・・・」と言った

達彦の両親の事なのだろうと智子は思った。

「一緒にいてあげたいけど、そうもいかなくて。そろそろ帰るけど大丈夫よね?」

母を気遣ったつもりだったが佐代子は冷たかった。

「そういうとこ似てるわ、父親に。自分の都合でしかものを考えられないとこ」

自分の両親が理想の夫婦に見えていた智子は思い切って佐代子に尋ねてみた。

「・・愛してなかったの?お父さんの事・・・」

佐代子は黙ってうなずいた。

「憎んでいたの?」

「そうよ・・・」

佐代子の意外な言葉に智子はすぐには信じられなかった。

「元はと言えば、智子、あなたのせいよ・・・妊娠しなけりゃ結婚なんかしなかった」

「結婚前に私がおなかに?」

初めて知った。
智子は驚きを隠せなかった。

「そのせいで、お姑さんには散々責められた。息子をたぶらかした、ふしだらな女だって」

「うちは名家で条件がいいから色仕掛けで迫ったって、そんな事するはずないじゃない」

「私はね、勉強して社会に出て、バリバリに働きたかったの」

「でも、お母さんは女の幸せは結婚だって・・・あれは嘘だったの?」

「そうよ、全部嘘・・・私の人生なんて嘘で塗り固めたようなものよ・・・」

衝撃の告白だった。
智子が信じてきた事は全て母の嘘だったのだ。

智子は自分の人生をすべて否定されたような感じがした。
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