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幸せの時間 あらすじ 18話 [幸せの時間 あらすじ 18話]

幸せの時間 あらすじ 18話

柳が香織のレッスンをつけてくれていた。
智子はソファーでその様子をじっと見ていた

柳の教え方は以前かよわせていた教室のものとは全然違っていた。
さすが、多くの優秀な生徒を育ててきただけはあると智子は思った。

柳は香織を鏡の前に立たせ

「バイオリンと一体となって、バイオリンが好きっていう気持ちで」

「好きっていう・・・気持ち?」

香織はその言葉に強く感銘を受けたようだった。

その日の夕食でも柳の話がでた。柳の評判はすこぶる良かった
べた褒めする香織に良介が驚くほどだった。


次の日、みどりが訪ねてきた。

「神様も粋なことするじゃない。憧れの柳くんに再会させてくれるなんて」

「別にそんなんじゃ・・・」

智子は軽く否定してみせたが、なんとなく嬉しそうだった。

「まあ、確かにちょっと好きだったかもね。」

「なんか、今日の智子いいね。初恋の人に会ったせいかな?」

「違うのよ、少しづつ家の中が落ち着いてきたから」

智子は自分ではそう思っていたが、みどりの言うことがあながち間違いだとも
言い切れないなと内心では思っていた。

「で?肝心の旦那の方はどうなの?」

みどりは夜の生活の事を訊いた。
智子はただ、首を横に振るだけだった。

「萎えちゃったんなじゃないの?あんたに女撃退されて」

智子が”そうかしら”といった顔をしていると

「あ、そうそう。これカンフル剤」

みどりがいたずらっぽく笑いながら差し出したのは
クリスマスディナーの招待券だった。

「久しぶりにロマンティックな夜を過ごして、思い切り甘えてさ」

「その勢いでたっぷり抱いてもらいなよ」

「でも・・・」

智子は家族のクリスマスパーティの事が気になったのだった。

「いいんじゃない?今年はクリスマスなしで」

「賛成、潮時なんじゃない?どうせいつか、やらなくなるんだし」

香織も良介もあっさりしたものだった。
達彦も予定は入っていないと言うので二人でディナーに行くことにした。


最近、少し心が軽い。達彦と二人でディナーなんて何年ぶりだろう。
少し幸せな気持ちが智子を少し大胆にさせた。

智子はあの大胆なランジェリーショップに入ると
今まで着けたこともないような下着を買うのだった。
大胆な下着を手にして、智子は少女のようにはにかむのだった。


良介が塾を終えて階段を降りるとそこに奈津がやってきていた。
奈津は良介に歩み寄り、良介にお守りを手渡した。
良介への合格祈願のお守りだった。

「キリストさんのお祝いに天神様のお守りってのもどうかと思ったけど」

「俺のためにわざわざ?」

奈津は照れくさいのか、すぐに帰ろうとした。

「あ、待って。マンションのポストに入れとこうと思ったんだけど」

良介は奈津を呼び止め、カバンの中から取り出した包を奈津に渡した。

「ありがとう・・・」

「俺のほうこそ、最高にうれしいよ。ありがとう」

その時はそれだけで別れる二人だった。

奈津はいつもの公園で絵を描く準備を始めた
良介からもらったプレゼントにはメッセージが添えられていた。
そこには良介の精一杯の想いが綴られていた。

プレゼントはハートの形をしたカイロだった。
公園の風は冷たかったが奈津の心は暖かだった。
こんな気持になるのは何年ぶりだろうと思った。

奈津の携帯が鳴った。

「はい、奈津です。あ、ごめん、もう援交やめたんだ」

奈津の顔からあのとげとげしさが消えようとしていた。
奈津と良介は小さな愛を育み始めていた。


面談室で達彦は楠田に調査結果を報告していた。

「シロってことだね?晨宋建設は」

「はい。私が調べたところでは廃材を使用した事実は見つかりませんでした」

達彦は自分の監督責任を問われるのを避けるため、事実を隠すことにした。
部長昇進にも関わることだったからだ。

「それでは噂の出処は?」

「どこも厳しい状況で、お互い足の引っ張り合いをしたのではないかと」

その最中に楠田の携帯が鳴った。
達彦は急に政治家の接待会場を確保しなければならなくなった。


智子は達彦と待ち合わせるため、もう家を出ていた。
街のクリスマスの装いに目をやりながら今夜の事を思っていた。

すると、智子の携帯が鳴った。

「あなた?これから電車に・・え?来られないの」

「政治家の接待なんだ。社運がかかってるんだ。すまない」

智子はがっかりしてしまった。
どうしようと思案していると、誰かが後ろから智子の肩を叩いた。

「おめかしして、パーティ?」

それは柳だった。智子を見つけて近寄って来たのだった。
智子が寂しそうに黙っていると

「何かあったの?」

智子は達彦との予定が潰れたことを柳に話した。

「僕じゃ無理かな?ご主人の代理・・」

「え?あなただって奥様と」

「イブは店を貸切にして、女だけで騒ぐんだって」

柳の予定が空いていると聞いて智子は頼む気になっていた。
思いがけず、初恋の人とデートすることになりそうだった。

「あ、でも高級な店なんでしょ?この服じゃ不釣り合いか」

自分のカジュアルな服装を気にする柳に智子は自分のスカーフをはずし
柳の上着のポケットにアレンジしてみた

「華やかになった・・・」

それは智子のOKの返事だった。
柳は自分のマフラーをはずし智子の首に巻いてくれた。

意外な展開に智子は達彦の事など忘れ、胸をときめかすのだった。



香織は絵里子のところにいた。
小さなケーキを置いて二人でクリスマスを祝っていた。

「おばさん、プレゼントとかもらったことある?」

「あるわよ、クリスマスじゃないけど・・・」

そう言って絵里子は指輪を香りに見せてくれた。

「道端で売ってる外人さんの手作り、でもこれが宝物なの」

そんなやりとりをしていると絵里子が急に咳き込んだ。
口にあてたハンカチに血がついていた。

「誰か!誰かきてください!」

香織は大声で叫んでいた。

絵里子に酸素マスクが着けられた。医師の呼びかけに反応はない。
点滴をされた絵里子の意識は混沌としていた。

香織は大急ぎで矢崎に電話した。

「おじさん、おばさんが大変なの。今集中治療室で・・・え?行かない?」

香織から連絡を受けた矢崎は病院には来ないと言った。
香織は慌てて矢崎を探しに行った。

矢崎は例の屋台で、つらそうに冷や酒をあおっていた。
そこへ香織がやってきて、矢崎のグラスを取り上げた。

「バカ!なんでこんな時にお酒なんか」

「いいんだよ・・・親父、もう一杯くれ」

矢崎は香織からグラスを取り返し冷や酒を注文した。

矢崎の持ったグラスが震えて
屋台のテーブルにあたって、カタカタと音を立てていた。

「怖いんだ、怖くて動けないんだ・・・あいつが死ぬと思うと・・・」

「あいつが遠くに行っちゃうのを見送るなんて・・・俺にはできねぇ・・・」

絵里子がいつ死んでもおかしくない状態なんだと聞かされて
香織はショックを受けてしまった。

「何とかならないの?」

矢崎に首を横に振られてその場に泣き崩れる香織だった。

矢崎と香織が絵里子の部屋に戻ってきた。
絵里子は意識はもどっていたが酸素マスクは着けたままだった。

「香織ちゃん?なにか弾いて・・・」

絵里子は香織のバイオリンに心を預け、つかの間の幸せを感じていた。


そこはとても素敵なレストランだった。
窓の外の夜景はとても綺麗だった。

「カップルばっかりね」

「僕達も一応そう見えるんじゃない?」

目の前の柳を見て智子はフフと笑って見せた。

「不思議ね。二十何年ぶりに再会した私達がクリスマスイブを過ごすなんて」

「良かった、笑ってくれて、がっかりしてるんじゃないかと心配してたんだ」

そのあと、柳にいい家庭を作ったんだねと言われて智子は

「私、浮気されたの。それもつい最近、かなり揉めたの」

つい、達彦が浮気した事を話してしまった。
柳はそんな智子をなぐさめようと

「許せないんな。僕だったら浮気なんかしない」

「絶対に君を傷つけたりなんかしないのに・・・」

柳の言葉は傷ついた智子の心を優しく撫でるのだった。

「あ、ごめん。ご主人の悪口になった」

「ううん、いいの。そう言ってくれてうれしい」

「あなたの奥様・・・お幸せね」

「由紀は妹みたいなもんだから。」

「こんな出会いはあるとわかっていたら結婚しなかったかも・・・」

冗談だという柳に智子も笑ってかえしたが、
智子は心のどこかでときめいてしまった事を自覚していた。

楽しい時間はやがて過ぎ、智子と柳は家の近くまで帰ってきていた。

「ごめんね。寒かったわよね」

智子は柳にマフラーを返し、柳はともこにスカーフを返してくれた。

「今日のこと、二人の秘密にしたい」

「え?」

「うまく説明できない気がするんだ、下手な事言うと誤解されそうで」

「誤解・・・?」

「岡島智子さんは僕の初恋の人だから・・・楽しかった。ありがとう」

柳はそう言って智子の手からマフラーを受け取り帰っていった。
柳の思わぬ言葉は智子の心に火を点けてしまった。

運命の歯車はまた少し回ったようだった。


智子は家に帰るとリビングの寒さが気になった。
人がいないとこんなに寒いものなのかと腕をさすった。

程なく達彦も帰ってきた。

「バカに寒いな。レストランには行ったのか?」

「ええ、結局みどりと・・・」

智子は柳の言ったとおり本当の事を伏せておく事にした。
智子は自ら、達彦や子供たちに秘密を作ってしまったのだ。

そのあと達彦が意外な事を口にした。

「ベッドに行こう、智子。今夜はどうしてもお前を抱きたい」

突然の言葉になぜか戸惑う智子だった。

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